• テキストサイズ

神の巫女Ⅱ

第6章 子供


「それでは発表します…しゅうの漢字は、コレです!」

その画面には“柊”と出ていた。

「…本当にこれが最初に出てきたのか?」

言っちゃダメ、皆思ってただろうけど言っちゃダメだよ~

「えぇ、なんでか知りませんけど。」

まぁ確かに柊なんて普通使わないからね。

「でもこれに決定です!」

こうなるともう誰にも覆せない。桃は匡より頑固だから。

「でも、いい名前だよね。カッコいいし。水蓮ちゃんと柊君…桃のお腹の中に居るんだぁ…」

颯ちゃんを生んだ時の事を思い出す。最初は今までに無いくらい幸せだった。でも…あの時は死ぬ覚悟できてたもんな。懐かしい。

「まだ、いまいち実感湧かないんですけどね。こんなんで大丈夫でしょうか。」

「まだ腹大きくなっとらんし当然やないの。大丈夫や。」

「そうだよ、皆居るし。先輩お母さんだって二人居るよ?安心しな。」
/ 40ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp