第5章 六年前
「えぇ、体調が良い日なら。」
「それじゃ、ムリじゃん。」
そんなに体が悪いんだろうか。
「蘭と華で交代で教えてくれるか。」
「「はーい」」
さすが双子…!息ぴったり。
「匡様、お食事ですよ。華様達は今日はお食事されていかれますか。」
廊下に令が居た。
「ちっ。もうそんな時間か。じゃあ悠は付いて来い。華と蘭とあやめはどうする。」
「私は帰ります。家でご飯を作っていてくれると思うので。」
「えーあやめ帰んのー。あたしは食べてく。」
「私も頂きます。」
そう言って4人とも部屋を出た。
「じゃあ私は帰りますね。」
「あ、はい。…あの今度遊びに行ってもいいですか?皆と一緒に。」
少しあやめは驚いていた。
「ええ、もちろん!待ってるわね。」