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白い鬼の子は何を見る?【鬼灯の冷徹】

第3章 生贄の儀式



まだ日が昇り切らない時刻。


人々の声が混ざり合って雑音に変わっていった。
山の上の崖の先に私は立っていた。


私から少し離れたところに立っていた村人達は私に呟く。

村人「お前が悪いんだ。鬼の子が…忌み子なのが!」



あぁ、わかってるよ。

自分がここにいていい存在じゃないことくらい。

分かってるよ…


私はその思いを心の隅に押しやり崖の一番先の方に歩いて行った。そして、その身を崖から投げ出した。
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