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お別れアラーム

第6章 *記憶





あの夢が気になって仕方ない。

そのことで、目が覚めてから、ずっとモヤモヤしていた。希美も私のことを気にしてくれていたが、しばらくすると諦めたようで、何も言わなくなった。


生前のことを、言った方が良いのかもしれない。
ーーそれでも、怖い。
もしも、希美が消えてしまったら。


そんなのは嫌だ。


分かっている。 こんなの、ただのエゴだ。
それでも、本能には抗えない。


思わず、溜め息を吐いた。
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