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お別れアラーム

第4章 *アラーム


振り向くと、そこには。



「…あは、焦ってる」

そう言って、からからと笑う希美が立っていた。

……え……?

「今日会ったばっかなのに、優しいね」
…今日会ったばっかなのに。
どくん、と心臓が大きく鳴った。


そうか。
希美の中では、今日会ったことになってるんだ。

そんなことに多少の寂しさを覚えたりするけれど、今はそんなこと言ってる場合じゃなくて。


「え、ちょ、美亜、泣いてる…?」

私は驚いて、頬に手を当てる。
そこは、少し湿っていた。


「…だって、










消えちゃうかと思った…っ」
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