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お別れアラーム
第1章 *昔話
確か、その日は雨だった。
私たち……美亜と希美は、二人とも雨が嫌いで。
明日は晴れると良いね、なんて笑って。
……今思えば、そんなこと話してる場合じゃないのに。
ねぇ、誰が想像した?
その『明日』が永遠に来ないこと。
ねぇ、想像出来ないよね。
気が付くと、目の前にトラックが来ていた。
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