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真逆な彼女

第3章 君との距離


 どうしよ、言ってしまった。
 杏子びっくりしてるよね、きもいって思われたかな。
 なんで言っちゃったんだろ…
「それほんま?」
 彼女はカーテンをさっと紗綾らが隠れるように引いた。
 そして、紗綾にキスをした。
「ごめん、付き合うんは出来へんけど、キスはしたくなってもた。」
 目を逸らしバツが悪そうに言う彼女のその表情すらも愛しく思えた。
「ありがとう。」
 付き合えないって言われたけど、諦めるつもりはない。
 だって杏子とずっと一緒にいたのは紗綾だったから。
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