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真逆な彼女

第2章 だって好きだから


 進級して、クラス替えもして、しばらく経った。
「杏子ー!」
「愛佳ー!」
 殆ど飛び込む様に杏子の腕を広げ開いた胸に抱き着いた。
 ぎゅっと抱き合い、少しはしゃぐ。
「杏子〜」
 友達に呼ばれた杏子は、あっはーい。と返事をし、愛佳を見て、んじゃあね。と言って愛佳から離れて行った。
 嫌だ、行かないで。ずっと愛佳と居てよ…。
 心の中でそう呟くが杏子に届く訳でもなく。
 虚無感が襲って来た。
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