第2章 パパと娘
「何でいきなり開き直んだよ...北山......。」
「ユリは苺が好きって言ったけど、お前ら2人は
どっちも選ばれなかったじゃん!(笑)」
「ミツより苺を選んだだけ...そんだけじゃん......。」←
「ユリちゃん、パパと苺どっちがs..「苺...なの。」←
藤ヶ谷が『どっちが好き?』という前に即答で
『苺』と言ったユリ......。
「ユリ、苺好き......。」
「ククク...ミツ、苺に負けてやんの!(笑)」
タマは何故か腹を押さえながら笑う。←
「......(泣)」←
またへこむ北山......。
「お前ヘコむの好きだな~(笑)」
「好きでヘコんでんじゃねぇよ、藤ヶ谷ぁぁ(泣)」←
「......今年で30になるくせに(笑)」←
「......(泣)」
完全に落ち込んでしまった北山は
何も言い返せないのであった......。
その一方、玉森はユリに苺のアメを渡していた......←
「はい、苺のアメちゃん!」
ペロ...
「美味しい...なの......。」
「......(泣)」
「お前が余計なことするからこうなんだよ(笑)
ここは年頃の子供だし...反抗期だと思って耐えろ!」←
「昨日会ったばっかりなのに...
もう反抗期なのかよ......(泣)」←
「「「「「ドンマイ......」」」」」
タマを除くメンバーが苦笑しながら言う......
ただ1人を除いて......。
「ククク......ドンマイ、北山(笑)」
藤ヶ谷に至っては完全に楽しんでいた......。←
「......(泣)」
それでも言い返せない北山...。
「こりゃあ相当なダメージ受けてるわ(笑)」
タマがユリを膝の上に乗せながら言う。
「......。」
ユリはじっとそれを見ていた。
「......さすがに可哀想だし...ユリちゃん、
ミツに何かしてあげたら?」
流石のタマも少し哀れんでるようだった。←
「......タマちゃん。」
「ん、どうしたの?」
「苺のアメ...ある?」