第20章 また出会う日まで...
__そしてコンサート初日
初日から座席は満席となり上々な滑り出しとなった。
「よし、気合入れていくぞ......!」
「「「おう!!」」」
__ダッ...!
『『『『きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!』』』』
俺達はローラースケートで登場、
メンバー全員30過ぎた今でもローラーパフォーマンスは続いている。
「よしみんなぁ!!今日は盛り上がっていくぞぉぉ!!」
体力的にキツイ時も度々あるがコンサートは順調に進んでいった。
「ラストはEverybody Go!!最後まで盛り上がっていくぞ!!」
『『『『いえぇぇぇぇいっ!!』』』』
ファンの掛け声と共に曲がかかる、
「この時代のチャンピオンさぁ...掴めなんb...っ!?」_ガタッ...!
__ざわざわざわ...
曲の途中、俺はマイクを落としてしまった......
メンバーも含め会場は大きくざわめき始める......。
「っなんで......なんで......」
何でだよ......
「っおい北山......どうした?」
藤ヶ谷は急いで俺の元に駆け寄ってきた。
なんで......
俺は真っ直ぐとコンサート会場の座席である一番上の通路を見ていた。
そこには、
「......。」
こちらを見る一人の少女の姿がある......。
あの少女、まさか......
「っユリ......?」