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人狼少女を拾いました

第17章 沢山の思い出を...


会津観光を終え、桜まつりへ...



「夜桜......綺麗だな(微笑)」



ライトアップされた桜はとても綺麗だった。



展望台からもライトアップされた鶴ヶ城が輝いていた。



大都会の夜景や函館の夜景とはまた違う、鮮やかさがあった......。







「ん、桜綺麗なの......でも、
すぐに散っちゃうの......」



「......。」



宏光は隣にいるユリに視線を向ける。



「桜は儚いの......人間も、儚い命なの。」



「っユリ......今日は、随分大人びたことを言うな(苦笑)」



「......白狼は、200年生きることができるの。
でも、人間はすぐ死んじゃうの......。」



「ユリ......」



「ユリが生きていても、パパは死んじゃうの......」



「......。」



「桜は出会いと別れの季節......ユリは、
桜と同じように繰り返していくの......」



「......。」



「パパ......ユリがいなくなっても、ユリのこと忘れない?」



「っ当たり前だろ......俺は、お前を忘れたりなんて絶対しない。
ユリのほうこそ、俺のことを忘れないでくれよ?
200年も生きるんじゃ、それに記憶を全部なくすんじゃ
俺のこと忘れているかもしれないけど(苦笑)」



「忘れないの。絶対、忘れないの......」



「っありがとうな、ユリ......(微笑)」



ユリ、最近どんどん大人になっていくような気がする......ううん、







もう大人になっているのかもしれない、



人狼として覚醒したあの日から......



ユリは、俺が思っているよりも大人だ......。



風格も言動も、出会った頃に比べると王女と言われても可笑しくない。







桜まつりが終わり郡山駅に向かい新幹線に乗った。



ユリは疲れたのか新幹線の座席でぐっすり眠っていた。



(一応寝顔撮っとこ。)←下手したら盗撮
_パシャッ「こうしてみると、まだ子供なんだけどな(苦笑)」






まさに子供と大人の狭間にいるって感じだな......


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