第13章 襲来
「まぁいいだろr..「西園寺様!」....お、娘達も来たようだな」
「私達の目的が達成されるのも......もうすぐじゃな。」
「えぇ、そうですね......(嘲笑)」
「西園寺様、娘達は一体どうすれば......」
「私のところにふたりを連れてきなさい。」
「はい!」
部下は首に鎖に繋がれているユリとリョウガを連れてくる。
「......。」
「......。」
ユリとリョウガは連れられるまま歩く。
「ユリ、リョウガ......見てみなさい。」
「「......。」」
ふたりは透矢に言われるがままにタワーから街を見下ろした。
「さっきよりも血の香りがいい匂いだろう?
ここからでも、匂いが届いてくる......(嘲笑)」
「はい......早く人間を殺したいです。」
「血が、
足りないの......もっと、
血が欲しいの......」
ふたりの瞳は怪しい紅色に光っており耳、尻尾、鋭い牙が生えていた......。