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人狼少女を拾いました

第13章 襲来


稽古が終わり、うたばん収録の休憩途中...



「はぁ......」



宏光はドリンクをもらったままその場の椅子に座り込んだ。




「リハ中うかねぇ顔してたけど......稽古中もそんなんだったのかよ?」



太輔もとなりの椅子に座りながら言う。



「っ......。」



ペットボトルを少し握り締める宏光。



「......神楽さんからは?
なにか連絡入ったりしたのか?」



「......いや、まだ何にも......」



「そっか......昨日余計なこと言った俺にも責任あっけど、
本番にはそんな顔するんじゃねぇぞ?」



「わかってるし、それくらい......」






わかってるよそれくらい......



こんな顔のままで収録に臨むわけにもいかないって......でも、








「......ユリちゃん達は絶対大丈夫だ。
お前が信じなくて、どうすんだよ......」



「っ俺h..「きゃあぁぁぁ!」......っ!?」



後ろから聞こえてきた女性スタッフの悲鳴とともに周りが騒ぎ始めた。




「っいきなり何なんだ......」



太輔は騒ぎが起きている方に走っていった。



「っ藤ヶ谷!」



宏光は咄嗟に後を追いかけていった。



「おいミツ、ガヤ!急に走り出して何なんだよ!ここは
スタッフ達の指示を待ったほうがいi..「っここは危険です!
早く安全な場所へ!」...っ一体何がどうなってんだよ......」



裕太も二人を止めようと走り出そうとしたがスタッフに止められてしまった。



「っ一体何が起きてるんですか!?状況を説明してください!」



状況を把握出来ていないメンバー達、



慌てるメンバーをよそに渉はスタッフに騒ぎの理由を聞いていた。



「っ実はですね......」



「おい!テレビつけたほうが早いぞ!」



一人のスタッフはテレビを付けニュース番組にかけた。



他のメンバー達やスタッフ達もテレビの前に続々とやってきた。



「っ......なんなんだよ、これ......」



裕太は顔を青ざめながら画面を見つめていた。
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