第12章 滅亡の危機
太輔side
「俺の命は惜しくないんだ......。
それで、お前らやユリちゃん達を守れるなら......。」
俺のこの手で守れるなら
命は惜しくない......。
無造作に力を持て余すより......
俺はみんなを守る力に使いたい。
「っお前まで何言ってんだよ......死ぬとか、
簡単に言うんじゃねぇよ!!」
声を張り上げる宏光。
相変わらずこいつは暑苦しい奴......でも、
それがこいつのいいところ......。
だから人と接するのが苦手なユリちゃんも、
『......ユリ、たま~に冷たいよなぁ(泣)』←
『たまに?しょっちゅうじゃなくて(笑)』
『ユリはあー見えて俺にだけ甘えん坊だけど?』
『ふ~ん、そうなんだ(笑)』
『その顔は信じてねぇな......』←
すぐ懐くことができたんだろうな.....。
「お前は暑苦しすぎ(笑)
死ぬって言ってもすぐ死ぬってわけじゃねぇんだぞ?」
「っでもお前が死ぬかもしれないんだろ!?
俺はぜってぇ認めねぇからな!リーダーの命令っ!」
リーダーって......(苦笑)
嵐の大野君とかSMAPの中居さんみたいに正式に決まってねぇのにこいつは(笑)←
「お前正式なリーダーじゃねぇだろ(笑)」
「っじゃ、じゃあ最年長としての命令!年下は年上に従えっ!!」
今度は最年長アピールかよ......
「やだねw」←
「おいっ!」
こいつはどんだけ俺を死なせたくないんだよ(苦笑)
ここまで言われっと死ぬ気が失せるわ......←
「北山の気持ちは十分わかった、死なないように努力する。
だから落ち着けよ......めっちゃ目立ってるから(苦笑)」
「え゛...!」
ジトォ...
「「「......(-_-)」」」
メンバーは宏光をジト目で見ていた。
そして周りの沢山の視線を受けているKis-My-Ft2だった。
俺らのことがバレたら間違いなくこいつのせいだな。←