第12章 滅亡の危機
「死ぬのは、俺一人で十分だ。」
「っ何言ってんだよ!」
「ユリ達の為なら、命など惜しくない。
このままあいつらから取り戻せなければ、この世界は確実に滅びる......」
「っじゃあ......神楽さんが言っていたことは......」
「あぁ......神楽、」
「っはい!」
「彼らを東京まで送っていけ。」
「わかりました......皆さん、」
「っこのまま帰るわけにはいかねぇだろ!
アンタが死ぬかもしれないし、ユリとリョウガ君のことだって心配だ......」
「心残りはあるかもしれない......だが、今お前達が出来る事を考えろ。」
「......。」
「お前は拳銃を扱えるのか?彼のように、戦える能力があるのか?」
「......。」
「北山......」
「っ藤ヶ谷...俺......」
「御子柴さんの言うとおりだ、俺達が行っても足でまとい......
俺らは、
東京に戻ろう......」