第12章 滅亡の危機
「っユリ!?」
扉を開けてみれば目の前には4人の男の姿があった。
そしてユリとリョウガは4人のうちの一人、
若い男に捕まっており気絶している状態だった。
「っ....貴様等......」
そして翔は4人を見た瞬間顔を歪めた。
「っ誰だアイツ等!?」
「っ昨日俺が会ってきた、反研究組織のリーダー......
西園寺だ......」
_フッ「......(嘲笑)」
透矢はまるで勝ち誇ったかのように翔を見下げた。
「っ西園寺!」
「ざーんねんだったねぇ♪
ちゃーんと見張ってなきゃダメじゃん(笑)」
「南雲、相手を挑発するようなことは言うな。」
「へーい(笑)」
「っ南雲!ユリ達を放せ!」
どうやらふたりを捕まえていたのは南雲という男らしい。
「放せって言って放す馬鹿がどこにいんの?(笑)
もう娘ちゃん達は俺達のモノ♪」
「っお前ら!ユリ達を使ってどうしようって言うんだよ!」
「あれれ?よく見たらジャニーズの奴じゃん!
ここは光り輝くお前らが来るようなとこじゃないっすよ?(笑)」
「うるせぇ!ユリ達を返せよ!」
「だから返すわけないでしょ(笑)
西園寺さん、目的は果たせた。さっさと帰りましょうよ!」
「あぁ、そうだな。御子柴......
残念だったな(嘲笑)」
4人は上空から吊るされていたロープに捕まる。
「っ待て!」
翔は急いで4人のもとに走り出したが間に合わず
そのまま青い空が見える上空へと上昇していった。
そしてユリとリョウガは新次の片手で掴まれたままだった。
「っユリ!」
(っ嘘、だろ......)
宏光は動くこともできず、漠然とその場に佇んでいた。