第12章 滅亡の危機
西園寺side
「うっひょぉ!始まった始まった♪」
特殊部隊が突入し、新次は目を輝かせながら上空から見ていた。
「ここの研究員はほとんど人殺しに慣れていない、すぐに制圧できるだろう......」
凛太郎もヘリの上から研究所を眺めていた。
「さぁて、今日はどれくらいの人間が死ぬんだろ♪」
「......どうだ、娘達は見つかりそうか?」
『っ今のところ、確認できておりません......』
「そうか......だが出来るだけ早く任務を遂行させろ、いいな?」
『はい!』
「透矢、まだ娘達は見つかっていないのか?」
「あぁ、恐らく御子柴が見つかりにくいところにかくまっているんだろう。」
_ッチ「さっさとしてくんねぇかなぁ!
こっちは人殺ししたくてウズウズしてんのに......」
「南雲君、焦りは禁物ですぞ。」
「だってぇ...「落ち着き次第、我々も行く。」...さっすが西園寺殿!」
「だが......
むやみに狼に変幻はするな。
我々の正体は、
必要最低限にしか知られてはいけない。」
「わーってますよ!このままの姿でも......
人間を殺すのなんてかーんたんなことだし♪」