第9章 人狼への目覚め
「......お前には絶対、ユリを渡さねぇよ......。」
「......。」
「......ユリを返せ。」
「......_フッ(嘲笑)」
「っ何笑ってんだよ......」
「なら、好きにすればいい......お前如きにできるならな(嘲笑)」
「ってめぇ......」
__ガチャッ!「所長っ!」
「......なんだ、騒がしい......」
宏光が翔を睨んだのと同時に一人の研究員が勢いよく所長室に入ってきた。
「所長......侵入者と思われる者達を捕らえました。」
「「「っ!?」」」
宏光達3人は研究員の言葉に驚きを隠せなかった。
「......ここに連れてきたのか?」
「はい......こちらへ!」
「「「っ.....!」」」
複数の研究員も所長室に入ってくる、
そしてその研究員に捕まったと思われる面々が縄に縛られ揃っていた。
「っ渉!」
「っ宮田!」
「二階堂千賀っ!」
「っごめん太輔......」
「俺達捕まっちゃったよ......本当にごめんね、タマ......」
「っ......宮田達を放せよっ!!」
裕太は翔に詰め寄る。
_フッ「まさかここに、
Kis-My-Ft2の面々が全員揃うとわね......笑わせられるよ(嘲笑)」
「っユリちゃんは!?ユリちゃんはどうしたんだよ!
何でミツ達のところにいないんだよ!」
宏光達のところにユリがいないことに気づいた高嗣は声を荒らげた。
「......騒がしい奴らだ。おい、とりあえず全員地下牢にでも閉じ込めておけ......」
「「「っ......!」」」
翔の指示により宏光たちも捕まえようと他の研究員達が出てくる。
「っ北山、タマ......少し下がってろ。」
「「ぇ......?」」