第6章 行動開始
しばらく足を進めて...
今のところ、他の研究員とすれ違っても何事もなくすり抜けられている。
「思ったほど順調すぎて怖いよ......
ドローンも、上を通っていたりするけど何も起きないし......」
「このまま順調にいけばな......っ!?」
「......?藤ヶ谷、どうs..っ!?」
「二人共......外を見てどうしたの?」
「っタマ......あれ......」
「ミツ、そんな顔真っs.....っ!?」
(な、何だよあれ......)
3人が外で見た光景は...
『ガルルルゥゥゥ......』
『ガウッ!』
ガブッ!!
「「「っ!?」」」
狼達がお互いをかみ合っている光景が3人の目に移ってきた。
「っ狼は...お互いに襲わないはずだ......なのに何で......」
太輔は驚愕の表情で外を見ていた。
「っ......なぁ藤ヶ谷、あれって人狼?それとも普通の狼?」
「ここら辺で見当たる狼は全部普通の狼、人狼じゃない.......」
「そっか......」
「うぅ......俺こういうの無理なんだよ!」
裕太は太輔の肩に顔を疼くめていた。
確かに目に入ってきた光景はえぐいものだった......
「っここは急いで離れよう......一刻も早く、あの建物を目指さないと......」
「そうだな......ってタマ!お前いつまで顔疼くめてんだよ!」
「だって怖いんだもん.....」
「「......。」」
((タマはサポート側に回ったほうが良かったんじゃ......))←
同時に思う2人だった。