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人狼少女を拾いました

第5章 誘拐?


それから30分が経ち太輔と合流した宏光、だが......



「わりぃ!大分待っただろ?」



「いや俺は大丈夫だ、って......」



後ろにはもう一台の車が止まっていた。



「ミツ!突っ立ってないで早く乗れよ!」



「ユリちゃんの身が危ないかもしれないんでしょ!?」



後ろの車の窓から裕太と俊哉が顔を出す。



「なんでメンバーがいるわけ!?」



まさかの後ろに裕太の車があり後ろには舞祭組メンバーが揃っていました(苦笑)



「偶然俺のうちに来ててな......それで、メンバーにも全てを話した。
さっきの話をな......」



「っそうか......」



「いいから早く乗れ。」



「お、おう!」



太輔に言われるがままに助手席に乗る宏光。



そして車は奥秩父に向けて車を走らす。



「......それが、ユリちゃんが落した鍵?」



「あぁ。鍵、預けないほうが良かったんだな......
俺が預けなければ、ユリは外n..「違うと思う。」...ぇ?」



「それは違うんじゃないか?ユリちゃんは元々、未練が残っていたんだよ。」



「......っでも、



『じゃあユリ、ちょっくら行ってくるから大人しく待ってろよ?』

『ん......』




ユリは大人しく待ってるって......」



「......自然と、身体が動いたんだと思う。
もしお前がユリちゃんのところにいたなら、
行くことはなかったんじゃないかって思うんだ......」



「っなんで......」



「寂しいから......」



「ぇ......」



「きっとユリちゃんは心細かったんだと思う。
やっと......自分の居場所を見つけたから......」



「っ......」
(っでも、寂しかったんだったら何で......
俺のところじゃなく、動物園のほうに......)



「ユリちゃんには、二つの感情があるんだと思うよ。」



「二つの...感情?」


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