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【ONE PIECE】海を巡る者たち

第5章 〈ONE PIECE〉お前の夢の果て


「待て、あの『ASL』のライブにおれたちが乱入してもいいのか? 麦わらの兄貴たちやファンの気持ちは?」

『それは心配ない。君たち、結構人気だから『ASL』と掛け持ちしてますってファンが多いことも把握済みだし、エースくんとサボくんはウェルカム状態だから全然問題ない。寧ろ、サボくんは『ルフィのお友達に会えるなんて嬉しいな』って言ってたし』

「お友達じゃねェ!」

 目を釣り上がらせてプロデューサーを睨む。

「おい、おれはどうなる? 麦わら屋やユースタス屋は本職がアーティストだからまだわかるが、おれは本職が俳優なのに歌っている場合じゃ……」

『ローくん、今更そんな言い訳通用しないよ〜。超新星の中でソロ曲第1号だったし、キャラクターランキングも最高2位まで行ったのに、俳優が本職ですって言われても〜』

「……」

『背負い投げ〜!』

「おい!」

 トラファルガーもいい加減すぎるプロデューサーにキレている。だが、事務所が何も言わないということは事務所的にはOKを出しているということなんだろう。後は、本人たちのやる気次第で……。

「……」

 ーー正直、やりたくねェ。おれにはヴィクトリアパンクがある。他の奴らとユニットを組んでる場合じゃねェ。ましてや、ライバルの『ASL』のライブに参加するなんざ、真っ平ごめんだ。
 
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