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【ONE PIECE】もしもあなたが連れて行ってくれたなら

第12章 花言葉の想い


「で、でも、商品なんじゃ……」
「別にいいんですよ。そちらの方もそちらのイヤリングを差し上げます」
 キラーもびっくりした様子でミューを見た。
「それはダメだろ」
「大丈夫ですよ」
 ミューは微笑んだ。
「あなた方のようなカップルを見ていると、わたしまで幸せな気持ちになれるので、そのお礼みたいなものだと思ってください」
「え!?」
「な!?」
 それを聞いて、2人は顔を真っ赤にして同時に首を横に振った。
「わ、わたしたち、付き合っているわけじゃありません!」
 ー付き合っていない。
「そ、そうだ! ただ、買い物に来ただけだ!」
 ーただ、買い物に来ただけ。
 ミューは笑った。
「そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃないですか。お似合いなんですし。わたしたちから見ると、とてもいい感じに見えますよ?」
「で、ですから! わたしとキラーはそんな関係じゃありません!」
 ーそんな関係じゃない。
「な、何を言っているんだ! ただの幼馴染みだ!」
 ーただの幼馴染み。
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