【ONE PIECE】もしもあなたが連れて行ってくれたなら
第11章 2人の時間
アユナは固まってしまった。
「お客様」
店員が動揺して固まっているアユナに話しかけた。
「この値段の理由ですが、まずワンピースが1万ベリー、次にサンダルが5千ベリー、最後に鞄は5千ベリー、合計が2万ベリーとなります」
「……」
「2万ベリーか」
キラーは値段を見た。
「キラー」
アユナは隣にいるキラーを見上げた。
「やっぱり、服いいよ。高いし……キラーに悪いし……」
「いや、大丈夫だ。おれのことは気にするな」
そう言って、キラーはポケットから財布を取り出し、財布の中から2万ベリーを出した。
「これでいいか?」