第1章 第1Q:☆愛しい獣☆<火神>
「これでひとまずいいかな?あとは黒子くんが目を覚ますまで待ってるわ」
とりあえず身体の主要な部分に冷却材をいれて、休ませる。
ベッドサイドから見下ろす火神は野性の威圧感と少し心配そうな気配・・・
こういうとこ好きだなぁ・・・
無意識に火神の顔を見つめていると
火神「なんすか?」
私の視線に気づいた火神が問いかけてきた。
「うあぁ、なんでもない!!」
あわてて視線を反らす。
火神「そっすか?じゃあ俺、戻るんで・・」
踵を返そうとした火神に私は思わず言ってしまってた・・・
「今日!一緒に帰らない?」