第1章 第1Q:☆愛しい獣☆<火神>
「今・・なんて・・・?」
火神「好きだっつった・・先輩から好きって言われてから、どんどん気になって・・・黒子の頭よく撫でてるし、でも俺・・・撫でられたことねぇし・・」
火神の腕の中はおっきくて私はすっぽり収まってた・・
でも苦しそうに声を出す火神はもがき苦しむ獣のようで・・・
「火神・・・私があんたの頭撫でないのはね・・・
届かないからよ・・・」
そういうと、私から勢いよく離れた火神・・・
あっ・・顔真っ赤・・・
「ぷっ!あははは!!」
火神「んだよ!!笑うんじゃねぇよ!!」
「イヤ、ゴメンゴメン。つい可愛くて・・・ちょっと屈んで?そうそう」
そういって少し近くなった、赤い髪をワシャワシャと撫でてやる。
火神「っ!」
「私もアンタのこと大好き。簡単に忘れられないよ?!結構こう見えて一途よ?私・・」
今度はゆっくりと撫でてやると気持ち良さそうにして
る・・・
なんかでっかいペット飼ってる気分・・・
火神「先輩・・俺そろそろ・・」
「どうした?」
火神「イヤ・・・そろそろ・・・・帰る・・・です・・・」