第5章 第5Q:☆銀色の空☆<灰崎>
〜Side by 灰崎〜
はな「ショーゴくん!!おはよ!昨日はゴメンね!」
昨日の顔が嘘のように、いつもの元気なはなの笑顔だった・・・
「おー・・・骨折れたかと思ったわ・・」
はなの暗い顔を思い浮かべながらも、なんとなく聞くに聞けなくて、冗談でごまかした・・・
はな「ショーゴくんって優しいよね・・・
昔っから全然変わってない・・・
みんなは怖いって言うけど、私の中ではずっと優しいショーゴくんのままだよ・・・
あっ!そろそろ行かないと・・じゃあ、またね!」
小さな背中を見送った後、残りの授業を放棄して俺は学校を出た・・・