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第1章 Ⅰ おかえり
それから俺と藤木は一時間くらい話をしていた。
楽譜はもうとっくに乾いている
俺はめったに女子と話をしない
でも不思議なことに藤木とは自然に話ができた
自分でもびっくりしている
俺ってこんなにしゃべる人間だったっけ?
でも藤木と話をしていると心地がいい
水の中にいるみたいに
今日はじめて話したとは思えないな…
もっと…もっと…
藤木を知りたい…
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