第5章 Ⅴ 謎の男
岩鳶高校 体育館
ダンッダンッ
真琴「ここって・・・」
渚「バスケ部・・・?」
遙「・・・・・。」
「うん!バスケ部だね。」
俺たちは真咲に連れられて体育館にやってきた
そして体育館では男子バスケ部が練習をしている最中だった
「よし、10分休憩だ!・・・ん?」
キャプテンらしき体の大きな男がこちらに気づき、近づいてきた
「君たち、なにか用かな?」
「練習中にごめんなさい。こちらに相楽瑞樹って人いますよね?」
「ん?相楽の知り合いか?あぁ、いるよ。ちょっと待ってて、おい!相楽いるか?さーがーらー」
?「・・・・あ、はい!なんスか、せんぱ・・・って真咲!?」
遙「・・・・・・・!!」
こいつ・・・・・っ!
渚「あー!この人日曜日に駅前でマキちゃんと一緒にいた人だー!」
真琴「思い出したっ!この間隣のクラスに転校してきた相楽君だ!!」
「へ?なに、みんな瑞樹の知り合い?」
瑞樹「いや、俺は知らないけど・・・てか何しに来たんだよ、真咲。」
「お願いがあるの。」
瑞樹「お願い?」
「瑞樹、今週末部活休みでしょ?」
瑞樹「あぁ。」
「大会に出てほしいの!水泳部の助っ人として!」
瑞樹「水泳部!?なんで俺が・・・!」
「だって昔やってたって言ってたでしょ?それになんでも言うこと聞くって約束したよねー?」
瑞樹「う・・・でも俺、今週末は先輩たちとカラオケに行く・・・「どうぞ、どうぞ!相楽なんかでよかったらぜひとも使ってくれ!」
瑞樹「ちょ・・先輩!?」
「決まりだね。」
瑞樹「くそー・・・!」