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第5章 Ⅴ 謎の男


(遙視点です)

日曜日

俺は真琴と渚の3人で、必要な備品を買いに駅前のスポーツ店に向かっていた


真琴「買い物リストを書いてきたけど、全部店にあるかな?」

渚「駅前の店、結構大きいからあると思うよ!」

「行ったことあるのか?」


渚「うん。何度かね、・・・てあれ?」

真琴「どうした、渚?」

渚「あそこにいるのってマキちゃんじゃない?」

「・・・・!」


真琴「え・・どこ?・・・・あ、ほんとだ。」


渚が指差したほうを見ているとたしかにそこには真咲らしき人物が駅のホームに立っていた



それも男と2人で



渚「一緒にいる人は誰だろう?」

真琴「さあ・・・いやでも、どこかでみたことあるような・・・・」


誰なんだあいつは

なんで真咲と一緒にいる?


どうする?と渚に聞かれたが「別に。」と答えて
俺たちはスポーツ店に向かった


別に疑っているわけではないが、なにかモヤモヤする


しかも仲よさそうに話をしていたし


そのあとも俺はずっとモヤモヤしたまま1日を過ごしていた

水風呂に入っても考えるのは真咲のことばかり


「はあ・・・」

彼女に電話で聞けば済む話なのだが、今の俺にはできなかった




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