第4章 Ⅳ プールに行こう!
急きょハルが私に泳ぎを教えてくれることに。
といってもバタ足だけど・・・。
流れるプールは人が多すぎるので先ほどの50mプールに移動した。
「ぜっっったい離さないでよー!」
「わかった、わかった。」
ハルが私の手を持ち、後ろ向きに歩く
「足、動かせろ。」
「うん・・・!」
ばちゃばちゃ
まさかあのハルが教えてくれるなんて
私は一生懸命足を動かした
ハルの分かりやすい指導のおかげでなんとか様になってきた
「手、はなすぞ」
「えっ、ちょっとまっ・・・」
ばちゃばちゃ
あれ・・・?泳げてる・・・?
「・・・・・泳げた!ハル、私泳げてる・・・!」
そして私はなんとか50mを泳ぎきることができた
「すごーい!50mも泳げたよー!」
「・・・あぁ、がんばったな。」
ハルはそういって私の頭を優しくなでてくれた
泳げたこともうれしいけど、なによりハルが教えてくれたことがうれしかった。
来てよかったー
そのあとも2人でウォータースライダーで遊んだり
流れるプールでまた一緒に流れたりと
思いっきりプールを楽しんだ
そして帰りのバスではふたりで仲良く夢の中・・・。
また遊びに行こうね、ハル。
今度はクロール教えてもらおうかな。
第4章 プールに行こう! *終わり*