第4章 Ⅳ プールに行こう!
そんなこんなで私とハルは新しく隣町にできた室内プールに行くことになりました
一応浮き輪は持ってきたけど・・・・
泳げないんだよね、私・・・。
プールまではバスで15分
隣に座っているハルをちらっと見てみると
目をキラキラさせて窓の外を眺めていた
ま、ハルが楽しんでくれてるならいっか!
15分後、窓の外を見てみると大きな建物が見えてきた
バスを降りて建物の中に入ってみると
中はびっくりするくらい広かった
それぞれ更衣室に行って着替え、
室内プールの中に入ってみた
「うわぁ、ひろーい!」
大きな流れるプール、その奥にはウォータースライダー
そしてそのとなりに50mのプールがあった
オープン初日ということで人がたくさんいたが、1つ1つのプールが広いので十分に楽しめそうだ
「あ、流れるプールがあるー!、ね、ハルあっち・・・」
タタタタッ
「へ?」
ハルが向かった先は50mのプール
バシャンッ
勢いよく飛び込んでものすごいスピードで泳いでいる
「えー、そっち~?」
私は浮き輪をもってしぶしぶと50mのプールに向かった
「ねえ、ハルー、流れるプール行こうよー、ここ浮き輪禁止なんだよー・・・」
バシャバシャ
聞こえているのかいないのか
ハルは無心で泳いでいる
「はあ~」
私は頬杖をついてその場に座り込み、泳ぐハルを見ていた
「ねえ、君ひとり?」