第1章 Ⅰ おかえり
「え!マキちゃん帰ってくるの!?」
真琴が目を大きくさせた
…コク
「えっ?なになに?だれなのマキちゃんって!」
「久しぶりだなー!てかハル、お前もっと早く教えろよ!!」
「ごめん。言うの忘れてた。」
「だーかーら!そのマキちゃんって人誰なの!?」
「あ、そうか。渚は知らないんだったな。藤木真咲ちゃん。俺はマキちゃんって呼んでるんだけどね。ハルの友達だよ、中学の時の。俺はたしか中学の時に一緒のクラスだったよ。」
真琴が渚に伝える
「へ~、ハルちゃん、女の子の友達いたんだね~」
「どういう意味だよ。」
「だってハルちゃん、女の子とか興味ありませーんって感じじゃない?ね、マコちゃん?」」
「ははは、まあハルにだっていろいろあるさ。」
「・・・・。」
「で、ハル、マキちゃん何時にこっちに着くんだ?」
「たしか9時半。」
「よし、じゃあみんなで行くか!ちょうど空港から会場は近いし!」
「え!?僕も行っていいの!?やったーマキちゃんに会えるんだねー!」