第2章 Ⅱ 離したくない
全然眠れない・・・
完全に目が覚めてしまった
真咲はスヤスヤ夢の中
・・・ったく、人の気も知らないで
「・・・ハル・・・」
「・・・・!!」
「スー・・」
・・・なんだ寝言か
俺の夢でも見てるのか?
・・・起きない・・よな・・・?
そー・・
俺は真咲をそっと引き寄せてみた
「ん・・・」
俺と真咲の距離は0
俺の胸の中で眠っている状態になった
俺はやさしく真咲を抱きしめた
「真咲・・・好きだ・・・」
小さくつぶやいた
普段はなかなか伝えられないけれど
いつでも心の中で真咲のことを想っている
真咲を・・・離したくない・・・