第2章 Ⅱ 離したくない
「好きだ。」
俺はついに言ってしまった。
この1年間、いいや俺は多分、はじめて真咲に会った時から惚れていたんだ。
あのときはまだ気づいていなかったけど
俺は真咲のことが好きだ
「・・・ありがとう。私も好きだよ、ハル。」
真咲は少し照れながら言った。
・・・ってことはつまり俺と真咲は恋人同士・・・!?
「・・・・~っ///」
そう考えるとなんだか急に恥ずかしくなってきた
多分俺の顔はいま真っ赤になっているだろう
「ハ、ハル・・・?」
「な・・・なに?」
「会場の下見、そろそろ行かなくていいの?」
はっ・・・!
時計を見るともう午後2時をまわっていた
「あ、あぁ。そろそろ行くよ。」
「じゃあ、わたしも帰るね。今日は本当にありがとう。」