第1章 2/16*みぞれハピバ夢(微甘)
「きゃーっ!みぞれ様ー!」
「誕生日おめでとうございますー!」
寒空の下、校庭に黄色い声が響く。
ああ、煩い。まるで喧騒ターミナルだ。
溜め息を吐きながら喧騒の中心にいる人物に目を向ける。
そう、アノ人だ───喧騒院みぞれ。
彼女は美しさと狂気に満ち溢れていた。
そのオーラは宇宙人のそれに近いのだろう。
彼女のカリスマ性とアルカリ性は黄色い声を放つゃんぉぃのみならず私まで虜にしていた。
(今日こそは、拙者も……!)
プレゼントを握り締め意気込む。
(いざ!)
「ちょっと、アンタ邪魔ょ!」
ドンッ!
弾き飛ばされた。
擦り剥いた膝から血が流レル…†††
痛イ、痛イ…灼カレル様ナ痛ミ…†††
情けなさに地面にへたり込んだままの拙者の頭上に影が落ちる。
「大丈夫ゥゥン???」
「……!」
ふと顔を上げる。
「ゥ…かわゆ……ゥゥン…///」
目の前のアノ人……みぞれはそう呟くなり拙者にキスを落とす。
「ゥ!ぁたちの、プレゼントに、、、なって、!」
周りから悲鳴が聞こえる。
波乱万丈な日々が始まりそうだ。