第35章 俺の
そんな彼に私は落ち着いて自分の気持ちを伝えた
「私ね、丸山さんの事を本当に尊敬してるの
そして、丸山さんは会えなくても私を大事にしてくれてる
だから、寂しくないって言ったら嘘になるけど
私は、誰よりも幸せなの...」
その言葉に彼は俯いた
私は、丸山さんは嬉しそうな微笑みを見た
そして、丸山さんはハッキリとした口調で彼に告げた
「がんちゃんは俺のや、二度と手をだすな」
その言葉に彼は無言で立ち去った
彼の立ち去った後、丸山さんは無言でベンチに座った
私も隣に黙って座った
久しぶりだからか、変な空気を感じていた
私は、どう話していいか分からなかった
丸山さんは、ずっと空を見てた
でも、顔が少し怒ってるようだった
「....丸山さん?」
私の問いかけに
丸山「なに?」
冷たく答える
もしかして、完全に怒ってる?
私はどうしていいか分からず俯いた
すると丸山さんの身体が貧乏揺すりで揺れだした
私が驚いて見ると
「僕のがんちゃんに....、くそ!」
小声で言った
私の胸はこの可愛い丸山さんにキュンとなった
そして、私は始めて自分から丸山さんにキスをした
丸山さんは顔を真っ赤にして驚いた
「愛してます....」
私がそう言うと微笑みながら、丸山さんからもキスしてくれた
丸山「会えなくて、本当にごめんね」
私は首を振り、にっこり微笑むと
丸山さんは私の掌に小さいモノを乗せた
私が驚いて見ると、小さいハート
そうネックレスのハートだったのです
丸山「僕の愛をまた1つ どうぞ」
そう言って、私を強く抱きしめてくれたのでした