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エネルギー

第35章 俺の


一瞬、驚く私にアイツは静かに言った


「俺、どんな事をしてもお前を諦められへん」


そう言うと、いつも丸山さんが座る隣に座った

その瞬間、私の心は悲しみになった



私が待ち望んでる隣は違う....


私は立ち上がった

すると彼は私の手を掴んだ


「離して、私が貴方に心が戻る事はないから!」


怒りながら言う私に、彼は悔しかったのか怒ったのか

私の腕を強く引っ張った

男の人の力で突然引っ張られた為に、私はバランスを崩し、彼に倒れ込んでしまった

それを彼は強く抱きしめた


私は抱きしめられても嬉しくない自分を感じてた


私が望んでる温もりとは違う


私は彼を突き飛ばそうとするが、彼も今回は本気なのか、強引に離さない


「や、止めて!離して!」


私は涙目になりながら暴れ、彼から離れようとする

でも、彼はその言葉を無視して、私の顔に近づいてくる


「いや、止めて!」


私の唇に彼の唇が近づいて来た時だった


彼の身体が強引に私から引き離され、彼はベンチから落とされていた

私は涙を流しながら、ベンチの下で倒れてる彼を見て
自分の目の前の人を見た


「....ま、ま、るやまさん...」


赤い顔して本気で怒ってる丸山さんが立っていた


丸山「ぼくは、覚悟しとけって言ってたやんな」


そう丸山さんは彼に吐いた

彼は悔しそうに、丸山さんを見た


「あんたは芸能人、世界がちゃうのに幸せに出来へんやんけ?」


その言葉に丸山さんは何も言わなかった

言わずに私を見て微笑んで泣いてる涙を拭いてくれた



「実際、ずっと一人にさせて、それでも彼氏なんか!」


その言葉に私は口を出した


「私の幸せを他人が決めないで欲しい!」


その私の言葉に男二人は驚いた顔をして、私を見た


「私は、幸せなの!誰よりも、他の人から見たら不幸でも私はその面を違う面から見てるから幸せなの!」


私の言葉に、丸山さんは目を潤ませた


丸山「がんちゃん....」


私は、丸山さんの隣に立った、そして丸山さんに微笑んでから、彼に手を貸して彼の身体を起こした


彼は照れくさそうに立ち上がった


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