第1章 スマホの持ち主
私は、
どんどん冷えてくる身体を擦りながら待っていた
こんな時でも、風は容赦なく身体を冷やしてくる
好きな人の為にお洒落して、
ミニなんて穿いてくるんじゃなかった...
私の後悔が募るし余計に身体が冷える
私の身体が限界に近くなった時に、ベンチにすわってる私に男の人が声をかけてきた
丸山「あのぉ、すいません、
スマホにでてくれた方ですよね...」
申し訳なさそうに、頭を下げながら話す彼の顔を見たら声がでなかった
「........」
丸山「こんな寒い所で、本当にすいません」
関ジャニ∞の丸山隆平じゃない、
な、何でスマホを落としてるの!
ヤバイ、心臓が爆発する!
パニックになってる私の顔を見て丸山さんは
丸山「唇、真っ青ですね....」
「...あっ、ら、らいじょう、、あ、あれ?」
私は寒さで、ちゃんと話せなくなってしまっていた
丸山「えっ、もしかして待たせてたから、
風邪を引いたんじゃ」
丸山さんは焦って、オロオロしだした
「ちょ、ちょっろ、ひ、ひえてるらけなんで...」
私は、身体を擦りながら笑った
そんな私を丸山さんは見て
丸山「お礼と言ったら何なんですが、
少し温まりに行きませんか?」
そう、私にニッコリと笑ってくれた
「....あっ、あったまひに?」
丸山「時間があったらなんやけど」
私は夢を見てるのかと思って、寒さに震えながら
目をパチクリパチクリさせた
「....ま、丸山さんれすよね、関ジャニ∞ろ?」
彼の気さくな感じに、私は確認してみる事にした
丸山「知っててくれたんやったら、余計にお礼の意味がある」
ニコニコして、私を誘ってくれてる丸山さんに押されて、私は頷いていた。
「...はぁ、ありがうこらいます..」
丸山「じゃあ、着いてきてな」
そう言うと、丸山さんは歩きだしたので、私は震える足で着いて行った