第8章 ♡Story5♡ 初デート
「おーほほほほ!
捕まえられるものなら捕まえて御覧なさぁい♪」←
「あんにゃろぉ...百合......(怒)」
「......(汗)」
「ぜぇぇったい捕まえてやるうぅぅ......。」
陸をさらに挑発し、走り出す百合。
しかし......
「ふふふ...
陸に私が捕まるわけなi.....ふんぎゃっ!」
「......っ百合!?」
「っ...イテテ...あはははh、
転んじゃったよ......(苦笑)」
百合は足を躓き、顔面から転んでしまった......。
「百合ちゃん!大丈夫かい?
派手に転んだみたいだけど......。」
「藤ヶ谷先生!
大丈夫ですよ、膝を擦り剥いただけですから(笑)」
「おい百合、大丈夫かよ......ってお前!
頬も少し擦り剥いてんじゃねぇかよ!?」
「え!?......ぁ、ホントだ(汗)
でも大丈夫だよ!少し擦り剥いただけだし。」
「百合ちゃん、保健室に行く?」
「大丈夫ですよ(笑)よいしょ...っ」
百合は立ち上がろうとするが、膝の痛みで尻餅をつく。
「あははは、また転んじゃいました(笑)」
百合は笑って誤魔化しているが......。
「やっぱり保健室に行こう、百合ちゃん。」
「えー、だから大丈夫ですよ(笑)...いっ...」
百合はまた立ち上がろうとするが、
膝の痛みで立つことができない。
「ほら!このままじゃ歩くこともままならないよ?
陸君、ちょっと百合ちゃんを
保健室に連れて行くから、佐々木先生にも
伝えておいてくれる?」
「......分りました、百合をお願いします......。」
陸は少し不機嫌になりながらも、
担任の佐々木先生の元へと走って行く。
「っよいしょっと......。」
藤ヶ谷は百合をおんぶする。
「ありがとうございます。何かすみません......(苦笑)」
「気にしなくていいよ。早く傷を消毒しないとね。」
「はーい。」