第8章 ♡Story5♡ 初デート
また過去編に入ります。
「ドッジボール終わったから、次鬼ごっこやろ!」
「えー!?まだ1回しかやってないじゃーん!」
「1回やれば十分じゃない!早く鬼決めよ?
時間なくなっちゃうよ!」
「......わーったよ、藤ヶ谷先生もジャンケンしよ?」
「そうだね。」
「「「「最初はグー、ジャンケン、ポン!!!」」」」
「「「「相子でしょ!!!」」」」
「「「ぽん!」」」
「「ぽん!」」
長いジャンケンの末、鬼になったのは.....
「やった~陸が鬼~♪
今度は私の勝ちだね❤」
「ぐぬぅぅ......百合に負けたーッ!」
ジャンケンをし、鬼に決まったのは陸だった。
「じゃあ陸、20秒数えてね!」
「へいへい......じゃあみんな、数えるよー!」
「「「逃げろーッ!!」」」
みんなは一斉に四方八方に走る。
「藤ヶ谷先生!一緒に逃げよ!」
「え、ちょっ百合ちゃん!?」
百合は藤ヶ谷の裾を掴む。
「......。」
(百合の野郎......(怒))←
「陸君怖いよ......(汗)」
まだ陸の近くにいた男の子は小さく呟いた......。
「......18、19、20!よーし、
まずは誰からいこうかな......。」
陸は適当に辺りを見渡し......
「へへ~♪
こっちだよ~陸く~ん♪」
「あ゛!百合!」
「百合ちゃん、挑発して大丈夫なの......(汗)」
「大丈夫ですよ~♪
私、足速いんで!」
「むやみに君付けすんなよ、百合!」
「へへぇんだ♪」
百合はあえて陸を挑発した。
「......男子の脚力なめんなよっ!」
「うわ、逃げろー!(棒)」←
「待て百合ー!!(怒)」
最初のターゲットは百合、
百合は陸から逃げられるか!?