第8章 ♡Story5♡ 初デート
電車を乗り継いだ2人は動物園にやって来た。
ちなみにここの動物園は水族館も一緒になっている。
「日曜日なだけあって人多いですねぇ~」
「ホントだな...(苦笑)
じゃあどっから見る?百合。」
「う~ん...順番に見るのが1番だと思うけど......
じゃあ、水族館の方から見よ!太輔♪」←
「った、太輔!?おm...お前!!」
「だって先生って呼ぶよりは名前呼びのほうが
恋人感でるじゃないですか~♪」
「......。」
「それに、先生なんて呼んだら
変に怪しまれそうじゃないですか!」
「まぁ...今の時代は、教師と生徒の間には一定の距離を
保つことが前提になってきたからな......。」
「だ・か・ら...2人の時くらい、名前呼びでいいでしょ?
生徒と先生が交際してるってばれたら、
先生にとっては結構不利なんでしょ?」
「まぁそうなるとは思うけど......。」
(何かもう、ばれてるけどな......一部に......(汗))←
「なので、先生のためにデートの時とかには
『太輔』って、呼びますね❤」
「......マジ、で?」
「はい!......じゃなくて...うん!太輔♪」←
「メッチャ調子狂うんだけど......(汗)」
「ここは慣れ、慣れだよ!♪」
「......。」
「ねぇ早く行こうよ!太輔!
今日はぜ~んぶを周るんだから!」
百合は藤ヶ...太輔の腕を引っ張って
水族館がある方へ走る。
「やっぱり調子狂う......(泣)」←『もう慣れですよ(笑)』
水族館フロアなう...
「ほわぁぁ!ここの水槽でっか~い!」
「おい百合!そんなに走ると転ぶぞ?」
「小学生の時じゃないんですから転びませんよ(笑)」
「お前あの鬼ごっこで派手に転んだろ......。」
「覚えてるのッ!?」
百合は目を大きくして言う。
「ってか、その時の生徒の中でお前くらいしか
印象残ってねぇんだよな......(苦笑)」←