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藤ヶ谷先生、大好きですよ?

第8章 ♡Story5♡ 初デート


「っ......百合!」







百合が心の中で『助けて』と叫ぶのと同時に、



カレが現れた......。























「っ......藤ヶ谷...先生......。」



「んぁ?......先生?」



「担任の先生とかじゃない?」



「君達......百合に何してるの?」



「何って......これから俺達と遊ぶところっすよ、
先生さん......。」



「百合、嫌がってんだろ......。
その手を離せ......。」



「先生さん......生徒さんにも
プライベートってもんはあんでしょ?
余計な手出しは無用だぜ?」



「百合は嫌がっている...自分の生徒が
助けを求めてるのに、教師がそこで見過ごすわけには、
いかねぇだろ......。」



「若いのにしっかりしてる先生だねぇ......
ホント、感心するよぉ(笑)」



男は嘲笑いながら言う。



「いいからお前は百合からその手を離せ......。」



「随分彼氏みたいなもの言いだよねぇ......
もしかして...待ってる彼氏って、






先生の事?(笑)」



「っ......そんなわけ...ないだろ......。」



「......っ(藤ヶ谷先生......。)」



「そんな事より...早く、百合から手を離せ。
警察に通報しても、いいんだぞ......?」



「っ...察か......」



「おい、流石に察を呼ばれちゃたまったもんじゃねぇぜ?」



「っふん...なら、今回は見逃してやるよ......。」



そう言うと百合の肩に手をかけてた男はすんなり離し、



そそくさともう1人の男とその場を後にした。





「っ百合!大丈夫か!?」



藤ヶ谷が百合の元に駆け寄る。



「っ...先生ッ!」



百合は藤ヶ谷に抱き付く。



「うおっ百合!?」



「ぅ...ぅ...凄く...怖かったです......。」



百合は涙ぐみながら言う。



「百合......。」



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