第6章 ♡Story3♡ 好きだという自覚...
藤ヶ谷Side
「......二階堂俺、ちょっと行ってくる......。」
「......いってらっしゃい。」
窓越しでずっと百合と陸を見ていた俺は
頭の中で何かが切れ、
2人がいる校門先まで走って行く......。
「あれ藤ヶ谷先生、
そんなに急いでどうs..「すいません北山先生、
今急いでるんで!」......え、え、な、何......?」
「あ、北山先生。」
「二階堂......藤ヶ谷先生、どう..したの......?」
驚きを隠せていない北山先生......。
「やっと素直になったみたいです(笑)」
二階堂は笑いながら言う。
「......あーなるほど!藤ヶ谷先生、
やっと自分の気持ちに素直になりましたか......。」
北山は最後まで言わずとも理解したようで、
藤ヶ谷が走って行ったほうを見て微笑んだ......。
「はぁ...はぁ...はぁ......百合......。」
百合達が学校を出ていく前に追いつくため、
力の限り全力で走る......。
他の先生達が何かを言ってるのが聞こえてくる。
けどそんなのは気に留めもせず走る......。
俺は走り続け校舎を出た......。
「ッくそ......。」
ここの大学は異様に敷地が広い......。
そのため校門先までは少々の距離がある......。
少しの苛立ちを押さえ、ペースを崩さず走る。
しばらく走ると校門が見えてき、2人の姿が見える......。
幸い2人はまだ帰っていなかった......けど......
「...はぁ、よかった......まだいr...ッ...」
あと少しというところで足を止めた俺......。
「......ッ百合......。」
......ナ...ンデ......?
ナンデ...フタリハ......
キス......シテルノ......?