第6章 ♡Story3♡ 好きだという自覚...
百合Side
「やっぱり......
先生と生徒って報われないんだね......。」
「......。」
「解ってたのに......絶対報われないって......
なのに......まだ先生のことが好き、なの......。」
「...百合......。」
陸が百合をそっと抱きしめる......。
「ッ陸...離して......さっきも言った通り私は、
藤ヶ谷先生が好きなの......。」
「俺だって百合が好きだ......。」
「ッ......。」
「さっきは余計なことしたって思ってる......でも...
やっぱり無理なんだ......自制できねぇんだよ......。」
「...ッ離して......。」
「......。」
陸は黙ったまま百合を強く抱きしめる。
「お願いだから、離してよ......。」
「やっぱりお前を離したくないんだよ!」
「ッ......。」
「百合......。」
陸は百合にゆっくりと唇を近づける......。
「...ッ嫌!陸、止めt...ッん......」
百合の言葉は遮られ、
陸は百合にキスをした......。
「ッ陸...駄目だってb..ッ...」
周りの目も気にせず、
強引に舌を絡ませてくる陸......。
「ッん...ぁ...嫌、ッ止め、てよ......」
百合は陸から抜け出そうとするが
当然の如く男子の腕力に勝てるわけもなく、
百合は小さくもがくだけだ......。
「ッ嘘つき......陸の、嘘つk..ッん」
陸は百合の言葉を全く聞き入れずキスを続ける。
「......ッ百合......。」
そしてそんな2人を見ていた人物が、
ただ一人いた......。
切なく...
顔を険しくしているカレが......