第6章 ♡Story3♡ 好きだという自覚...
校庭にて...
「藤ヶ谷先生遅い~!」
「早く遊ぼうよッ!」
「ドッジボールやろうよ!」
「え~、ここは鬼ごっこでしょ?」
校庭に行くと一斉に生徒達に囲まれる藤ヶ谷。
「藤ヶ谷先生、早速人気者ですね~!」
百合が少しからかう様に言う。
「ははは...(苦笑)
まぁ、皆が遊びたいヤツ、順番にやってくか?」
「じゃあ、鬼ごっこ先にやろうッ!」
「鬼ごっこは時間掛かるかもしれないから
最後でイイじゃん!」
「ドッジボールだって
勝負がつかないかもしんないじゃんかよ!」
「はいはいみんな一旦静かしてー!
ここは公平に、多数決で決めようか。」
「「「はーい...」」」
「じゃあ、ドッジボールがいい人!」
ドッジボールに手を挙げた生徒は17人。
「......ドッジボールが30人中17人か......
じゃあ、最初にドッジボールやろっか?」
「「「うぇ~い!」」」
ドッジボールに手を挙げた生徒達が喜びの歓声をあげる。
逆に鬼ごっこをやりたかった生徒は若干しょんぼりしてる。
「まぁまぁ......(汗)後で鬼ごっこもやるから、
最初はみんなで楽しくドッジボールやろ?」
生徒達を励ます藤ヶ谷。
「「「は~い...」」」
「よっしゃードッジボール!」
「まぁ後で出来るんだったらいいや......。」
因みに百合は鬼ごっこ、陸はドッジボールに
手を挙げた。
「藤ヶ谷先生!私達のチームに入ってください!」
百合が袖を引っ張りながら言う。
「あー、ずりぃぞッ!」
「だって男子対女子だよッ!?男子側に先生が入ったら
こっちが余計不利になるじゃん!」
「佐々木先生も入れればいいじゃん!」←担任の先生の名字
百合と陸が口論を始める。
「ちょ...2人共......(汗)」
「こらお前達!藤ヶ谷先生を困らしてどうする!?
ここは公平にジャンケンにしなさい。」
「「......はーい」」
2人が渋々承諾し、ジャンケンをする。
そして結果は......