第28章 ♡Story25♡ 犯人は誰?
宏光に呼ばれた太輔。
「......藤ヶ谷先生、もしかして百合ちゃん絡みで色々ありました?」
なるべく聞こえないように最小限の声で話す宏光。
「......。」
「......やっぱりね。
藤ヶ谷先生は顔にすぐ出るから何かとわかりやすいっすね(苦笑)」
「......そのことで、少し相談したいことがあるんです。」
「......何ですか?」
「つい、最近のことなんですけど......ヤラカシに、
百合のいる場所が分かっちゃったんです......」
「っそれって......柊君の?」
「......。」
首を横に振る太輔。
「......っもしかして、藤ヶ谷先生の記憶が戻った頃に現れたヤツですか?
百合ちゃんの家のポストに、ストーカー気質の手紙が入っていた......」
「...えぇ。百合がDLから帰ってきた後、その時と同じ手紙が入っていたんです。
恐らく、あの時の人物と同じ奴です......」
「っまさか......」
「えぇぇ!?百合ちゃんをストーカーしてる奴がいんの!?」
ビクッ
「「っ!?」」
いきなり後ろから大声が聞こえて肩をビクつかせた。
「っおい志村!
っすいません......途中から聞いてました。
彼を止められず、申し訳ありません。」
「っいや、いいんだ......(汗)
いつかは警察に言わなくちゃいけないことだからね......(苦笑)」
(全然徹平君がいることに気づかなかったわ......)
「......(苦笑)
やっぱり、今の話の手紙の件......ストーカー行為に入るの?」
「えぇ、明らかなストーカー行為です。でも、
直接危害が出ているわけではありませんから...警察は動きません......。
これが、今の日本警察の現状です。そして俺達はまだ補欠です......
上の許可が下りない限り、対処するのは難しいかもしれません。」
「っそうか......」
「っじゃあ!s..「おめぇは黙ってろ。」...(´・ω・`)」←
セリフを言えず落ち込む徹平だった(苦笑)
「「......徹平(志村)君(苦笑)」」