第27章 ♡Story24♡ 看病
そして1時間の点滴投与が終わり...
「はい、終わりましたよ。気分の方はどうですか?」
「まだ、少しだるいですけど......大分身体が楽になりました。」
さっきまでふらついていた足はほとんどふらついていなかった。
「よかったな、百合。」
「うん...でも熱はまだあるみたいだけどね(苦笑)」
「完全に治ったわけではありませんから、家でゆっくりお休みになってください。」
「はい、ありがとうございます。」
「では待合室の方へお戻りください。すぐお呼び致します。」
待合室まで戻った百合達...
「百合、食欲の方はありそうか?」
「ぅん...少しお腹空いてるもん(苦笑)」
「じゃあ帰ったらおかゆを作るよ。」
「ありがとう、太輔。」
「顔色、大分戻ってきているな。」
「点滴打ってもらったからね(微笑)
けほっけほっ!......でも咳はまだ出るみたい(苦笑)」
「そう簡単に治らねぇだろ(苦笑)
帰ったら、また熱測ってみるか......」
「うん、今度は...けほっ///自分で測れるよ。」
「はいはi..「玉森百合さーん」...呼ばれたみたいだな。」
二人は受付に行き、看護師さんから薬を受け取った。
「帰ったら家で絶対安静だからな?」
「わかってるよ(笑)」
「......帰る前にコンビニでゼリーとか買ってくるか?」
「ゼリー?」
「あぁ、風邪の時に食べるといいらしいからな。」
「うん......味は、苺がいいかな?(笑)」
「......あったらな。なかったら諦めろよ?」
「はーい//////」
「......また顔赤くなってきたな、お前は車で待ってな。」
「アイアイサー...///」
近くのコンビニに車を止め、太輔は用足しを済ませる為車を出た。
「......」
(近くとはいえ、百合を一人にして大丈夫か......?)
太輔は最近感じる視線や、黒服......
そして百合のヤラカシの存在を思い出し不安に思いながらも店に入った。