第27章 ♡Story24♡ 看病
エレベーターで一気に駐車場まで下り...
「百合、寒くねえか?」
「ちょっと、寒いかも//////」
「車の暖房点けるか......」
おぶった百合を助手席に乗せる。
「けほっ!けほっけほっ//////」
「百合......」
(さっきより顔が赤い......)
太輔は百合の背中を優しく摩る。
心配しながらも、車を病院に走らせた。
その間ずっと百合ぐったりとしていた。
病院に着き...
病院に着いた百合は、熱を測るよう看護師から体温計を渡された。
ピピピピ...
「//////」
「......っ42.8度、さっきより上がっている......」
「けほけほっ!けほっ...//////」
熱は最初測った時より上がっていた。
「百合、呼ばれるまでもう少しかかるみたいだけど大丈夫か?」
「ん...//////」
「......。」
(目も大分虚ろだな......)
他にも病院には患者が沢山おり、母親と一緒に来ている子供の姿が多く見られた。
その為呼ばれるまでにはなかなか時間が掛かりそうだった。
それから20分くらい経ち...
「玉森百合さん、診察室へどうぞ。」
「......百合、歩けるか?」
「ん、何とか//////」
やっと#名前が呼ばれ、百合は足を少しふらつかせながら席を立った。
太輔は百合を支えながら診察室へ向かった。