第27章 ♡Story24♡ 看病
大学に電話を入れ、マンション下にある自販機でスポーツドリンクを買って
太輔は再び百合の部屋に戻った。
「百合、入るぞ......」
部屋に入ってみると百合はテディベアを二つ、抱いていた。
「そんなに寒いのか......ってか、」
(百合ってたまに小学生みたいな時あるよな(苦笑)
これ......確か裕太君と、桂木君から貰ったって言ってたけな?)
「......ん、ぁ太輔//////」
「百合、少し水分も摂っておいた方がいい......」
「ぅん//////」
太輔は百合をゆっくり起こした。
そしてスポドリをストローの入ったコップに注いで百合に渡した。
「これなら自分で飲めるだろ?」
「ん、ありがとう太輔//////」
念の為百合の手を支える太輔。
ゆっくりと水分を補給した百合は......
「もういいよ///ありがとう...//////」
「......思ったほど、飲まなかったな。」
「ごめん...//////」
コップを机の上に置く。
「もう少し落ち着いたら病院に行こう。」
「うん...//////」
「あと冷えピタシート持ってきたから。」
太輔は百合の額に冷えピタを貼る。
「ありがとう、太輔//////」
「俺はここにいるから、何か用があったら遠慮なく言いな。」
「ん//////」
百合は小さい声で返事をすると、再びテディベア抱いて目を閉じた。
「......二人から貰ったぬいぐるみ、随分気に入っているみたいだな......」
(こないだだって部屋覗いてみたら......
『ふふふ...ユウくんとレンちゃん、もう少しで洋服出来るよ~♪』
『「百合ちゃんの手作り服楽しみ❤」』
『「可愛い服作って❤」』
『頑張って作るよ♪』
『......(汗)』
独り芝居しながらテディベアの洋服作ってたからな(苦笑))
ちなみ裕太から貰った黄色いクマがユウくん、
廉から貰ったピンクのクマがレンちゃんと名付けています(笑)