第26章 ♡Story23♡ 熱愛疑惑は白or黒?
百合Side
翌日...
「今日は朝から仕事なのか?」
「うん!だから、太輔よりちょっと早めにうちを出るかも。」
「なら、山田君もそろそろ来るだろうな。」
「だね!」
それからしばらくして、涼介が迎えに来た。
「じゃあ太輔、行ってくるね!」
「あぁ。マスコミとかには気をつけろよ?
......あと、この間のヤラカシも......」
「うん!」
「そうだね、昨日の記事でマスコミも動くだろうから......気を付けないとね!」
「はい!じゃあね太輔!」
「行ってらっしゃい。」
「はーい♪」
こうして百合は涼介と共に撮影現場に向かった。
「俺も仕事に行く支度をするか。」
太輔も仕事に行く支度を始めた。
大学に向かう途中...
「......。」
(何だろう、最近誰かに見張られているように感じるのは気のせいか......?)
太輔は後ろを振り向いてみる。
だが振り向いてみても誰もいない......
「......やっぱり、俺の勘違いか?」
(でも異様に視線を感じるんだよな......っもしかして、百合のヤラカシか?
現に百合の居場所も知られているしこの間は怪しい黒服の男もいた......
っ俺も、警戒していた方がいいかもな......)
太輔は少し早歩きで大学に向かった。